時代は、補助金や交付税に依存した「あれもこれも」の要求政治から、「あれかこれか」の政策選択を地方政治に求めています。首長と議会と住民の関係が成熟しなければ、ツケはやがて住民に回る。あの北海道夕張市での財政破綻や岐阜県の裏金問題は、多くの示唆を含んでいます。
改革できない自治体は、置き去りになるであろうことに疑問の余地はありません。全国に先がけた三重県の改革は、賢明なる県民の皆さんに後押しいただき、歴史的な構造改革と意識改革を成し遂げました。今や県が、29に再編された市町村の上に君臨して国の意向を代弁する時代ではなく、古い政治と制度を壊せばすんだ時代でもありません。時代が求める役割は、新たな自治のカタチで改革モデルを実践し、県民の皆さんが実感できる暮らしの質を高めることにあります。
かつての地方議会は、知事や市町村長が国から運んでくる予算を地域に配る、口利き政治に多くのエネルギーを費やしてきました。行政との馴れあいと国や政党との呪縛のなかで、思考停止状態が長く続いたことが、本来住民に一番近い地方政治を魅力なきものにし、民主主義の学校たる地方自治を育てられなかった大罪ではなかったかとさえ感じます。
47都道府県をリードする県議会改革は、未だ道半ば。先の全国初となる議会基本条例の制定は、この10年余の三重県議会の汗と涙の結晶です。しかしながら、条例案を議員提案するチカラをさらに高め、県民の皆さんとの協働の形としての公聴会の開催などにも道を開きたい。地域第一線の市町村議会との連携強化も望みたい。地方議会にその政策の力がなければ、地域や自治体は遅かれ早かれ衰えるのは、明らかです。
この次なる4年、新境地に入った二元代表制の三重県政。街の躍動が始まった新亀山。県議会と私自身の真価が問われています。私は『続・桜の八策』と題した政策をもって、三重の進化と新亀山の再生に全力を尽くします。未来を見据え、子供や孫の世代への継承責任を果たしたいと決意します。すべては未来のために!
2007年春 |