○桜井委員 地図情報基盤整備の共同化はいいんだろうと思っておりますが、かつて平成10年、11年代から森林のGISから始まり、当時の議論でも今ご提案いただいておるいわゆる共同化あるいは庁内各分野の統合化、こういう議論が随分あったと記憶しております。平成十二、三年頃でしたか、まだ梅田さんが地振の部長さんぐらいの折に、本会議でも委員会でも大議論になり、県としても今出していただいておる方向を当時明確に示された時期があったと思う。それが五、六年経過して、ここへ至った。問題といいますか、それぞれ森林もそうですし、道路法に絡む問題、あるいは災害に絡むもの、あるいは文化財に絡むもの、それぞれ個別に、従来三重県情報政策として個別のシステムを回してきた。ここらが実は今これを作り上げていこうという過程の中で、総合行政でなく、それぞれが個別に動かしてきた。この無駄な進め方、ここに問題が一つ大きくあるだろうと。これは一回総括をしておいていただかんと、駄目ではないか。
調べたら、例えば森林絡みで多分行政の内部の数字でしょうが、5億4,500万円、あるいは道路法絡みで7億2,000万円、それから災害防止で5億円、河川絡みで3億円、それぞれ個別にそのシステム整備をしてきた。トータル22億円というふうに聞かせていただいておりますが、実はこれ以上に当時、市町レベルで同じように数十億円単位で投資をされてきた。三重県だけでもこの22億円、もっと把握できていないのがあるんだろうと。そう思うと本当に莫大な費用を今日までそれぞれかけてきた。ここを指摘しないと、今回これを組み込み、今後それをうまく総合的に運用していくというところが生きてこないのではないかというふうに思っておりますが、部長のご所見があったら聞かせてください。
○村林部長 今ご指摘のところは非常に重要だと我々も考えておりまして、今現在、昨年の6月になりますか、三重県IT利活用の基本方針というものを情報化のベースとなる考えとしてまとめております。それを踏まえまして、確かに本県の場合、いろいろなシステム、それぞれの部局それぞれが開発してきているという経緯がございますので、やはりそれの間の重複とかそういったものがないか、あるいは調達とかそういうことについてもう少し標準化すれば効率的にそのシステムを構築したり、あるいはその後の運用ができるんじゃないかとか、そういった問題意識を持ちまして、昨年度県庁の持っている情報システム全体の実態調査による把握などをしております。それを踏まえまして効率的な投資のあり方というのを進めていこうと。その中で今ご指摘のありましたシステムの重複がないかとか、そういうところの無駄がないかということも含めまして、県庁全体として効率的な情報システムになるようにという取組をしていこうと、こういうことを考えております。以上でございます。
○桜井委員 各部局の方針、それから本県の統合された情報政策の方針、その双方の考え方の整理、従来の教訓を受けて情報政策全体の推進をしていくという、この両面が非常に大事だろうと思っておりまして、それを本当に強く要望しておきたいというふうに思いますが、大丈夫ですか。
○村林部長 ご指摘のことは非常に重要だと考えておりますので、きちっと取り組んでまいりたいと思います。
○桜井委員 今日朝からの新生政策部の考え方の議論に参加させていただいて、やっぱり何かが欠けておるんではないかというのも率直に申し上げておきたいというふうに思います。それは今の特定重要政策もそうですし、市町村の再編が一区切りついた、県の役割が変わる。そういう中で、従来の総合企画局と地域振興部が一体感を持ってその推進役を担うということなんだろうと思う。午前中、田中さん、貝増さんと前段で少し触れられましたが、そこが少し今混乱をしておるんではないか。
そういう中で次期の戦略計画に期待をいたしますが、従来の発想や仕組み、この延長線上の中にこの次期戦略計画が組み込まれていくのではやっぱり困る。現状の課題や状況を打破していくようなそこらが組み込まれていかなくてはならないんではないかというように、強く今日一日改めて感じたところなんです。
その中で、重要施策はちょっと置いておいて、例えば市町との関係、今の戦略計画の地域編も入れていくということもそうです。それから市町自立的な地域づくりを後方支援していきましょうという県の方向もそう。あるいは少し触れられた、例えばパークアンドライドとまちづくりを広めて考えるべきではないか、あるいは交通政策と環境の視点も入れてまちづくりをしていってもらおうやないか。それも新しい公でもって地域が自主的に進めていってもらう、それを支援しましょうということなんだろうと思うんですが、その考え方、考え方でいろいろな事業を今組み込んでいただいておりますが、果たしてそれが、成功事例あるいはそうではない事例、そういうのを本当にこの機会に総括をいただいて、その反省に立って次期戦略計画に組み込まれていくと。なおかつ従来からずっと申し上げてきておりますが、今やっていただいている地域再生やいろいろな地域づくりをもう少し統合型の対市町の補助金をやっぱり作り上げていくという、そういう方向へ踏み込んでいっていただくような局面があるんではないかと思うんですね。だからそういう意味も込めて、次期戦略計画をどのような視点を持って踏み込む意思がおありなのか、部長の考え方を聞かせていただきたいとこういうふうに思います。
○村林部長 次期戦略計画のテーマとして、今ご所見にありましたように、市町と県の関係が大きく変わっているんじゃないかということ、非常に大きなテーマだと私も思っております。そういった中でこの組織も政策部としてできたんだろうというご所見もそのとおりかと思っております。そういった中で従来の発想を超えて、例えば統合補助金とかそういったことも含めて、市町との新しい関係を象徴するような政策が必要じゃないかというのは、私も問題意識としては持っておりまして、いろいろ検討もさせているところではあるんですが、市町と我々の関係そのものが、例えば関係づくり協議会で議論をして、市町の方々の担当課長なんかですけれど、ご意見を賜ったりしながら、いろいろな提言の形をまとめたりとかいうこともしてきているんですが、今の時点でこういったような形でまとめたいというところまでは、申し訳ないんですけれど行っておりません。ただそういった非常に重要な視点でありますので、そういう市町を担当する部局と政策を立案する部局が一緒になったということで、そういったこれからの政策のあり方そのもの、新しいやり方みたいなことを私としても十分検討していきたいなとそのように思っております。
○桜井委員 ぜひ新たなフレーム、プラットホームといいますか、そういうものを入れていきながら、本当にダイナミックに市町と県の関係が変わっていく、そういうちゃんと意思を組み込んだフレーム作りをしていっていただくという段階にあるのではないか。ずるずるずると今日を迎えておるような気がいたしますので、くどいようですが、ぜひ申し上げておきたいと思います。
先般、本会議で北川さんでしたか、例の百人委員会の件で、古典的で古臭い会議スタイルでもあったというようなこと、これを反映していきましょうということを指摘されました。私は何でこういうような仕組みで運用していくのか、私にはそんな感性は持ち合わせておりませんが、執行部の感性を疑わざるを得ないような局面。今全体がずるずるずると回っておるような気がしてならんですね。
そういう中で次期戦略計画に新生政策部がきっちり仕事を果たしていっていただくと。その大きな役割を担っていただく機能を持っていただいていると思うので、先の視点も組み込んだ議論を積み上げ、9月その素案を出していただきたい。そのプロセスについては、ぜひとも創意工夫を入れた従来の発想を超えたダイナミックな議論を進めていっていただきたい。それを申し上げておきたい。以上です。 |